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 ISHIMAの企業理念

 

㈲伊島貿易という沖縄県にあった小さな会社がボリビアのサンタクルスに移住を決断したのは、南米のボリビア日本人移住の歴史が100年に近づいた1994年だった。㈲伊島貿易はサンタクルスに会社を設立し、名称をISIMA S.R.Lに改め、南米の大地で収穫されたサトウキビで黒糖を生産し、日本や欧米への輸出を始めた。

 

 

それから3年が過ぎ、日本塩専売法が1997年に解除されると、翌年、アンデスのすそ野で産出されるローズソルトという美しい紅色の塩を世界に初めて紹介し、塩の精製輸出を開始した。創立から25年が過ぎた現在、ISIMAは黒糖や紅塩だけではなく、プロポリス黒糖やマカ黒糖、そしてウユニ塩の輸出、また南米での貿易経験を活かしてインゲン豆、チアシード、マカなどの輸出代行、タイヤ輸入など、中南米地区での貿易事業を展開している。

 

 

21世紀も20年近くが過ぎた。

日本では人口減少による人手不足が顕著になっているが、その昔、多くの日本人が新天地に夢を抱いて海外へ大陸へと雄飛して行った時代があった。南米でも日本人移住の歴史はすでに100年を超えている。

移住した彼らとその子孫は、其々の大地で根を張り、作物を植え、技術を伝え、商いを行った。現在、日本人移住者の子孫の人口は世界で推定300百万と云われ、日本の都道府県人口10位の静岡県に近い人口であり、さらに増加するものと思われる。

 

 

ISIMAの企業理念は「Made by Japanese 日本人が造りました」である。歴史は短いがISHIMAも企業移住した日本人だと自負しているからであり、それが「Made by Japanese 日本人が造りました」の理念となっている。

グローバル化した現在、日本で生産された商品をMade in Japanと呼ぶだけでなく、世界の日本人が造った製品を日本人と同じ心で作った商品として、日本や世界市場に受け入れてもらいたいと願い、ISHIMAだけではなく「Made by Japanese 日本人が造りました」の賛同企業が増えることを希望し期待している。

 

 

2019

ISHIMA S.R.L

代表取締役 島袋正克

 



『OKINAWA TO 沖縄プロジェクト』と、オキナワン・トレーサビリティーにつきまして。


●ボリビアのサンタクルス県には、日本以外で世界で唯一「OKINAWA」という正式な行政区の町が存在しており「もうひとつの沖縄」と呼ばれています。そのOKINAWAは2024年で移住70周年を迎えます。

そのコロニア・オキナワから2021年に、全脂大豆が日本に輸出されました。

その輸出は移住から67年後という快挙で反響を呼び、現在「OKINAWA TO 沖縄」というJICAプロジェクトに発展しています。

この成功例を第一歩とし、沖縄移住者の原料を、沖縄県で食品加工する「オキナワン・トレーサビリティ」を築き、将来に於いては「MADE BY JAPANESE 日本人が作りました」という、ジャパニーズ・トレーサビリティの実現に寄与致したいと思います。

 

●日本人が作りました(MADE BY JAPANESE)とは、海外移住した日本人が生産した製品です。

大志を抱き、海を渡った移住者たちの思いが製品に託されて故郷へ里帰りしました。

故郷の為に同胞が真心をこめて作った品々をどうぞ。